九州新幹線長崎ルートの未着工区間について佐賀県知事が長崎県、JRの3者での協議を呼び掛けていることについてJR九州の古宮洋二社長は「地元だけで結論が出る話ではない」との考えを示しました。
佐賀県の山口知事は今月、新幹線長崎ルートで整備方式が決まっていない新鳥栖-武雄温泉間について長崎県とJR九州の三者による協議を調整する考えを示しました。
JR九州の定例会見で古宮社長は佐賀県知事から打診があり、日程調整していると明かしたうえで、三者だけで結論を出すのは難しいとの考えを示しました。
JR九州・古宮洋二社長:
「私から(佐賀県)知事に申し上げたのは、新幹線の話になると私ども(JR)と佐賀県、長崎県だけで決められる話じゃないので、新幹線の話題については国を入れて話をしないと、地域だけで決まる話じゃないとは(佐賀)知事には申し上げた」
この件について長崎県の大石知事は、「西九州新幹線から九州全体が享受するメリットを私の立場からも言いたい」として協議に参加する意向を示しています。