容姿を誹謗中傷するメモで「同じバスに乗らないようにしたかった」嫌がらせしたのは男性巡査部長　県警が懲戒処分

県警の警察官が、通勤で同じバスを利用する乗客を誹謗中傷するメモ紙をバス停などに置く嫌がらせ行為をした疑いで書類送検されました。県警はこの警察官を懲戒処分としました。

県警監察課によりますと、県警本部に所属する５０代の男性巡査部長は、去年８月から１２月にかけ、通勤で利用するバス停や付近の路上に、同じバスを利用する乗客の容姿などを誹謗中傷する内容のメモ紙を複数回置く嫌がらせ行為をしました。
去年９月、メモに気づいたバス会社の従業員が警察に相談し発覚。去年１２月、警戒中の警察官が、巡査部長がメモを置くのを確認し、任意で捜査していました。
県警は２月９日、巡査部長を県迷惑行為等防止条例違反の疑いで書類送検し、戒告の懲戒処分としました。
巡査部長は、被害者に対し、一方的な嫌悪感を抱いていて、「同じバスに乗らないようにしたかった」「嫌な気持ちにさせて申し訳ない」と話したということです。
監察課は「職員の職務倫理教養を繰り返し実施して再発防止に努める」としています。