長崎市の女性職員(28)が、去年11月の勤務中、ドラッグストアでおにぎりとふりかけを盗み、停職4カ月の懲戒処分を受けた問題で、同じ日に別の店でもおにぎりやお菓子を盗んでいたことが判明し、6日付で更に停職2カ月の処分を受けました。
市の南総合事務所地域福祉課に所属する28歳の女性職員は、去年11月2日(木)の午前10時ごろ、公用車で立ち寄った市内のドラッグストアで、所持金があるにも関わらずおにぎり2個とふりかけ1個、合わせて346円相当を盗み、今年1月5日付で停職4カ月の懲戒処分を受けました。職員は市の聞き取りに対し、「体調不良が続き、朝から何も食べていなかった」などと話していました。
その後、1月9日、この報道を見た市内のスーパーから「保安員が万引き行為をした職員を目撃した」と市に連絡がありました。その後の市の聞き取りで、職員は、ドラッグストアで万引きしたその日の午後、スーパーでおにぎり1個ともちクレープ1個、お菓子数点を盗んでいたことが判明しました。
盗んだことを認め、職員は警察に自首し、本人と課長、課長補佐がスーパーを訪問して謝罪し、代金1000円を支払いました。
長崎市総務部・大田伸人事課長:
「なぜ前回その分を言わなかったのかという点については『怖くて正直に言い出せなかった』と。『自分の無責任な行動で多くの人に迷惑をかけ、このような行為をしてしまったことを深く反省している』と述べております」
市は6日付で職員にさらに停職2カ月、停職の最長期間となる合計停職6カ月の処分にしました。
このほか、休日だった1月14日(日)の午前6時ごろ、前の晩に飲んだ酒が残った状態で自家用車を運転したとして環境部東部環境センターの51歳の男性班長(51)が停職5カ月の処分に。また、休日に自家用車で人身事故を起こしたこども部幼児課の女性職員を2カ月間、減給10分の1の処分としました。
市は、勤務時間の内外を問わず市民の奉仕者である自覚を持つよう改めて通知を出し、全庁を挙げて再発防止に取り組むとしています。