イオン九州がより多くの人に買い物を楽しんでもらおうと食料品や日用品の移動販売を県内で初めて長崎市内で始めました。
イオン東長崎店で始まったのは、イオン九州が展開するイオンやマックスバリュ、333店舗の中で3店舗目となる食料品や日用品の「移動販売」。(沖縄は含めない)
東長崎エリアでスーパーへのアクセスが悪い地域や高齢者が多く住む地域を中心に、毎週火曜(午後)、水曜(午前・午後)、金曜(午前)の3日間で合わせて15カ所を販売車が回ります。一品購入するごとに販売手数料が税込み11円かかりますが、品ぞろえも豊富で果物やお菓子といった食料品や洗剤、カイロなどの日用品合わせて約400種類を店頭価格と同じ値段で買い物することができます。販売車には冷蔵庫も積んでいて、肉や冷蔵食品も販売しています。
イオン東長崎店・本田恵子店長:「車がない方やお店が遠い方が買い物に困っているという声が増えていて、移動販売をやろうという話は出ていました。お買い物が便利になればと思います」
最初に向かったのは長崎市中里町にある空地。はじめ利用者は、3~4人ほどを見込んでいましたが、付近に住む約20人の客が集まりました。
利用客:(販売車が来ていかがですか?)「助かります。(いつも)タクシー使って(スーパーへ)行っていたから大変でした」
利用客:(何を買われました?)「お刺身とか卵とか」(品揃えは?)「結構ありますね。助かります。車がないものですから」
想定外の客足にもともと予定していた販売時間の15分があっという間に過ぎてしまいました。29日は午前中に5カ所を回り、約50人の客が買い物を楽しみました。
イオン東長崎店・本田恵子店長:「これをきっかけに、外に出て来て近くの方と少しご挨拶するなど続けていければ、地域の方にも喜んでいただけるし、私たちも長く続けていくためにお客様に定期的に来ていただきたいと思います」
イオン九州の「移動販売」は今後、利用者の声を聞きながらニーズに合わせて品揃えや訪問場所を調整するとしています。