県文芸大会の表彰式が長崎市で開かれました。
多くの人に文芸に親しんでもらおうと、県文芸協会が主催した「第63回県文芸大会」。今年は小説や短歌・俳句など9つの部門に562作品が出品され、優秀賞以上に24人が選ばれました。
川柳二句吟部門の今年の題材は「幸せ」。最優秀賞は長崎市の森昇さん(88)が受賞しました。
「幸せの尺度どん底から学ぶ」
川柳二句吟部門最優秀賞・森昇さん(88):
「佐世保から長崎に来て原爆に遭ったが、長崎に来た時に全然家がなくて、田舎の畑の小屋を借りて、水も電気もない生活がずっと中学2年まで続いた。そのことを思えば今”幸せ”だと」
県文芸協会・寺井順一会長:
「この大会を通じて県の文芸がもっと盛り上がれば」
38回目の「県文学賞」には詩集や歌集など4つの部門に5作品の応募があり、詩集「岸辺のパンセ」を発表した諫早市の藤山増昭さん(75)が選ばれました。