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対馬殺人放火事件から1年

2017年12月07日

対馬市で住宅が放火され、焼け跡から殺された父娘の遺体が見つかった事件から1年を迎えました。殺人と放火の罪に問われている須川泰伸被告の裁判が来月から開かれることも決まり裁判の争点も徐々に明らかになってきました。凄惨な事件が起きた現場の今や、そこで暮らす住民の思いを取材しました。事件は去年12月7日、対馬市豊玉町の漁業、古川敬氏さん(当時65歳)と次女の聖子さん(当時32歳)が殺害され、放火された自宅の焼け跡から見つかったものです。殺人と放火の罪で逮捕・起訴されたのは敬氏さんの知人で、対馬市美津島町の鉄工所経営、須川泰伸被告(39)です。起訴状によりますと須川被告は、去年12月6日から7日の朝にかけて金槌のような鈍器で敬氏さんと聖子さんの頭を複数回殴って殺害し、敬氏さんの自宅にガソリンや灯油をかけて放火した罪に問われています。警察は須川被告と敬氏さんの間に修理を依頼していた漁船のエンジン交換を巡るトラブルがあったとして逮捕に踏み切りました。事件から1年。須川被告は起訴内容を一貫して否認しています。証拠保存のため、敬氏さんの自宅は当時のまま残されています。捜査関係者によると、現場にあった油の携行缶からは須川被告の指紋が検出されています。しかし、凶器となった鈍器のようなものはまだ見つかっておらず、敬氏さんの詳しい殺害場所もわかっていません。関係者によると敬氏さんが普段使っていた軽トラックのハンドルにあった血痕から須川被告と一致するDNA型が検出されたということです。また、聖子さんの軽乗用車の中には被告が持っていたサンダルと同じ「足跡」が残っていたということです。