西彼・長与町の住宅の郵便受けでかわいい小鳥が子育てを続けています。
野中則幸さん(83)。毎年、自宅の郵便受けに巣を作り、卵を産んで育てるシジュウカラの姿を見守ってきました。
番組が初めて取材したのは8年前(2016年)。以来、毎年、子育て中の小鳥とそれを温かい目で見守る野中さんの姿を放送してきました。しかし去年は取材当日の朝に巣立ってしまうハプニングが・・・。
野中則幸さん:
「朝から町民の掃除があって、行くときに見てから行った。おるな~と思って帰って来たら、いなくなった。寂しかったね。自分よりシジュウカラが可愛い」
1年ごしのリベンジとなる今年。シジュウカラが巣作りを始めたのは3月14日。4月17日ごろ7羽のヒナがかえりました。孵化したてのヒナたちは目が開いておらず毛も生えていません。
下田朋枝アナウンサー:
「頭のところにフサフサ~って」
野中さん:
「おいの頭に生えてくれればいいとに」
親鳥たちはひっきりなしにえさを運んできます。
野中さん:
「毎年来てくれるけんね。あ~今年も来てくれたなって思って。シジュウカラが来るから楽しみ」
巣立ちの日まであと2週間ほど。
野中さん:
「寂しいな~って思うね。ここにずっと泊まり来ればいいのに」
今年も飛び立つその時まで野中さんは優しく見守り続けます。