全国的に被害が急増している「SNS型投資・ロマンス詐欺」の対策を強化しようと県警本部で会議が開かれました。
SNSを通して投資や結婚を持ちかけ、金をだまし取る詐欺が県内でも急増しています。去年1年間の県内の特殊詐欺の認知件数144件、被害総額は3億7700万円で、このうち「SNS型投資・ロマンス詐欺」が疑われるのは41件、被害総額は2億4700万円にのぼっています。(参考値)
一方、今年に入り、3月末までの「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害の認知件数は43件で、被害総額は2億9977万円にのぼり、去年1年間の認知件数と被害総額を既に上回っています。
対策会議には、県警本部の捜査一課や二課などから15人の幹部らが出席し、平井隆史刑事部長や山崎博之生活安全部長が、部門を横断した捜査体制を確立するよう指示を出しました。
県警本部・平井隆史刑事部長:
「(詐欺グループが)外国語を話すグループだったとか被疑者だったとかあります。こういった資金が海外に流出してもしかするとテロ活動等にも使われているかもしれない」
県警はSNSを通して金を要求されたら詐欺を疑い、警察に相談するよう呼び掛けています。