長崎市の平和町商店街に、空き店舗を活用した新たなにぎわいの場が出来ました。
浦上天主堂の近くの平和町商店街で再生プロジェクトの報告会が開かれました。商店街の一角にある「山里観光市場」は、最盛期には23店舗が営業していましたが、現在は4店舗のみとなっています。
長崎市平和町商店街振興組合・城尾昭寛理事長:
「今まで中心的な役割があった観光市場が寂しいねと。逆に新しいタイプの市場ができるんじゃないかなと。若い人たちがどんどん入ってきていただければそこから商店街全体に波及していくということで非常に楽しみにしている」
商店街は「市場が変わることが商店街全体の活性化につながる」と考え、去年6月、リノベーションに着手しました。県のアイデアコンテストや、空き店舗を活用してにぎわいを創出する事業への市の補助金を活用し、活動拠点を求める若者や平和団体などの活動スペース、「ヤマザトコモン」として生まれ変わりました。
三角形(福岡県)福岡佐知子代表:
「外の人とつながりを新しくつくるとか、それを体現できる場所になったなと」
4月から週に1度、大学生が運営するコーヒー店がオープンするほか、販売や会議などで利用できるレンタルスペースは1日1マス3500円で貸し出します。スペースの利用は山里観光市場商業協同組合事務局で受け付けています。(095-848-4626)