全国高校柔道選手権長崎県予選

団体戦には男子１３校、女子８校が出場。
優勝校は３月、東京・日本武道館で開かれる
全国高校柔道選手権に出場します。

１校５人で争う男子団体戦。
決勝は去年１１月の九州新人大会で準優勝し
今大会３連覇を狙う長崎日大。
対するは４年ぶりの優勝を狙う長崎南山。
今大会を含め、直近１２大会中１１大会の
決勝で対戦しているライバル対決です。

先鋒戦。
日大は前日の個人戦無差別級３位の木村。
開始から積極的な攻めをみせます。
残り５０秒までに相手に２つの「指導」
終了時に「指導」の差が２つあれば優勢勝ちとなるだけに
優位に試合を進めます。
対する南山の先鋒・馬場は「絶対に負けられない、最低でも引き分け」
と思って挑んでいました。
残り２２秒。
日大の木村がかけ逃げをとられ指導。
指導の差は「１」となり南山の馬場が引き分けに持ち込みます。

差がつかないまま迎えた中堅戦。
南山の１年生・池田が素晴らしい柔道を見せます。
開始１分過ぎ。
「技あり」を奪い主導権を握ると、残り３０秒。
豪快な内股で一本勝ち！
南山が先に１勝を挙げ
３連覇を狙う日大が追い込まれます。

そして…副将戦・大将戦は引き分け。
中堅戦の１勝を守り切った長崎南山が
４年ぶり２１回目の優勝を飾りました。

１校３人で争う女子団体戦決勝は
長崎明誠と五島の対戦。

長崎明誠は先鋒戦の不戦勝のあと、
中堅は１年生・荒木。
開始わずか４秒。
小内巻き込みで技ありを奪うと
そのまま絞め技で一本勝ち。

大将の田端も絞め技で一本勝ちを収め、
１５大会連続１６回目の
全国選手権出場を決めました。

男子優勝の長崎南山、
女子優勝の長崎明誠は
３月１９・２０日に日本武道館で開かれる
全国高校柔道選手権に出場します。