観光庁によりますと県全体の宿泊者数はコロナ禍前と同じ水準まで回復しています。長崎の今年の観光業界の動向は?
県観光連盟など県内の観光関係5団体が主催した賀詞交歓会には約200人が出席しました。
観光庁によりますと去年1月から10月までの県全体の宿泊者数は約629万人で、コロナ禍前、2019年同期の607万人と比べ3%増えました。
日本旅館協会長崎県支部・小林秀顕支部長:
「(コロナが)5類になった後のインフルエンザやコロナの一時流行なども若干影響したが、概ね2019年に近いところまで回復している」
おととし9月に開業した西九州新幹線の年末年始の利用状況も、コロナ禍前の諫早-長崎間の特急「かもめ」と比べてほぼ同じ水準だということです。
JR九州長崎支社・岸本悟支社長:
「(今年は)より多くの人にご来県いただいて、長崎が盛り上がっていければと思っているので、それに貢献できるように交通機関として多くのお客様を長崎に運んでいきたい」
外国人観光客も増えてきていて、去年は3年ぶりに県内に国際クルーズ船の寄港が再開し、長崎には96隻が入港、およそ11万人の乗客が訪れました。
県文化観光国際部・伊達良弘部長:
「国際クルーズの方も戻ってはきているが、まだまだコロナ前の状況までは回復していないので国際クルーズの誘致も進めていきたい」
県は更なるインバウンドを増やすため、去年、運航を再開した長崎と中国・上海を結ぶ定期便の増便や長崎と韓国を結ぶ国際定期便の就航を目指しています。