長崎の被爆の実相を伝えようと今月アメリカを訪問する県被爆者手帳友の会の会員らが長崎市長を訪問しました。
渡米は被爆者運動の主役を次の世代につなげようと県被爆者手帳友の会が企画した「ヒバクシャ・ミライ・プロジェクト」の一環です。
11月6日から20日まで約2週間の日程で、被爆者や被爆2世・3世合わせて11人をアメリカに派遣します。朝長万左男会長(80)や永井隆博士の孫の永井徳三郎さん(57)らが、ノースカロライナ州のローリーとイリノイ州シカゴ、オレゴン州ポートランドの3都市を巡り、現地の市民との対話集会や講演会を開きます。鈴木市長は訪問団を激励し、シカゴ市長宛ての親書を手渡しました。
鈴木史朗長崎市長:
「永井先生のお孫さんといった肉親の方が(直接)話していくことはとても説得力を持って(アメリカ人にも)聞いてもらえると思う」
県被爆者手帳友の会・朝長万左男会長:
「現在まで続いている(核の)影響があるということをはっきり皆さんにお知らせしていく」
渡米中は、現地の中高生や大学生とも交流し、核兵器廃絶の思いを伝えます。