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2024/02/26

最大の争点は”核のごみ”処分場調査の是非 対馬市長選告示 現職と新人の一騎打ち

対馬市長選挙が25日告示され、現職と新人の一騎打ちとなりました。去年、島を二分する議論となった原発から出る「高レベル放射性廃棄物」いわゆる”核のごみ”の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れの是非が最大の争点です。

立候補したのは、届け出順に大阪在住の飲食店経営、荒巻靖彦さん(59)、現職で3期目を目指す比田勝尚喜さん(69)の2人です。

最大の争点の「核のごみ」処分場の調査を巡っては去年9月、促進を求める請願を市議会が賛成10、反対8で採択しましたが、比田勝市長は「市民の合意形成が不十分で、風評被害も懸念される」などとして拒否の意向を表明しました。

荒巻靖彦候補(59):
「NUMOが進める最終処分場の誘致以外には、私は口出しいたしません。即効性のある経済政策です。このNUMOは。これ以外に人口が減っていってるこの対馬、立て直すことはできません。もう時間がないです」

無所属の新人、荒巻靖彦さん(59)は、「核のごみ」の最終処分場の誘致のみを公約に掲げています。調査受け入れによる交付金で、生活インフラを整備し、製造業や建設業などの交流人口の拡大のほか、対馬の基幹産業の漁業についても交付金を燃料費に充てる支援などを訴えます。

荒巻靖彦候補(59):
「ホテル、コンビニ、そしてファストフード、スーパー、ドラッグストア、あらゆる商業施設がこの対馬に入ってきます。そうなれば人が増える、人が増えれば仕事が増える、仕事が増えればまた人が増える。そしたら離島している人たちも帰ってくる人も出てくる。若い人たちがどんどん仕事があればこの対馬に戻ってきますよ」

比田勝尚喜候補(69):
「この対馬の移住定住、そして雇用の拡大、ここにも一生懸命取り組んでまいります」

3期目を目指す現職の比田勝尚喜さん(69)は自民と公明の推薦を取り付けました。観光客を呼び込む高級ホテルの誘致や、人口減少対策として出産と子育て環境の充実などを公約に掲げています。自身が終止符を打った「核のごみ」処分場の調査については引き続き反対の立場です。

比田勝尚喜候補(69):
「市民の将来、そして生活を考えた時の苦渋の判断でございました。この判断を、今後も胸に刻みながら、ここ対馬を未来永劫、豊かな島、幸せな島へと導いてまいりたい」

24日現在の有権者数は2万3880人。投票は来月3日(日)で即日開票されます。

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