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2024/02/15

日本料理店や高級クラブなどで26万円相当の飲食接待…収賄罪の元南島原市職員に執行猶予付きの有罪判決

収賄の罪に問われた南島原市の元職員の裁判で長崎地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと元南島原市総務部防災課の参事で防災交通班長だった林田昭義被告(50)は2021年、老朽化した防災無線などを調査・設計する事業で特定の業者が「特命随意契約」で受注できるよう便宜を図り、その業者から熊本市内の日本料理店や高級クラブなどで26万円相当の飲食接待を受けた罪に問われていました。林田被告は初公判で起訴内容を認めていました。

判決で太田寅彦裁判官は、
「市の職務の公平さや、それに対する社会の信頼を損なった」「『県外で接待を受けるのであれば発覚しないであろう』などの安易で身勝手な考えから繰り返し、接待を受ける中で犯行に及んでおり、犯行態様は悪質。利欲的な経緯・動機にもくむべき点は乏しい」などとした一方、
「妻や雇用予定者が更生への協力を約束をしている」として、懲役1年2カ月の求刑に対し、懲役1年2カ月執行猶予3年、接待を受けた26万4754円の追徴を言い渡しました。

南島原市は林田被告を2日付で懲戒免職処分にしています。

松本市長は、「判決を真摯に受け止め、再発防止と市民の信頼回復に全力で取り組む」としています。

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