焼き物の産地東彼・波佐見町で今年の新作を発表する展示販売会が開かれました。
「新春展示販売会」は、波佐見陶磁器工業協同組合が卸商社や小売業者を対象に毎年開いているものです。24の窯元が製作した茶碗や皿、マグカップなど、約1000点の新作が展示販売されました。今年も「カジュアルでリッチな食器」をテーマに個性のあるデザインに力を入れているそうです。
これは「長崎デザインアワード2023」で金賞を取った水晶彫のワイングラス。会場では、地元や三川内、有田などからの来場者が品定めをしながら注文していました。
東京の商社:
「業務用の食器を扱ってるので、今風な料理屋さんとか特化したような商品を探しに来ている」
有田の商社:
「食器でもデザインがちょっと面白い形をしているとか」
波佐見陶磁器工業協同組合・太田一彦理事長:
「波佐見焼は非常におしゃれで使いやすく、本当に食卓が心豊かな食卓になる。ぜひ波佐見焼をお買い求めいただいて使っていただきたい」
コロナ禍が収まり、個人消費が回復していることなどから組合は今年、年間を通じて全体で約50億円の取引を見込んでいるということです。