被爆の語り部をご存知ですか?長崎市の下平作江さん(72)は病を抱えながらも修学旅行生に年間100回以上の被爆体験講話を開いています。下平さんは爆心地から800mの防空壕で被爆し、母と姉、兄の命を奪われました。妹は後遺症や差別に苦しみ鉄道自殺しました。下平さんもいったんは死のうとしましたが「生きていればいつかきっと陽が差す」と信じ思いとどまりました。「助けてやれなかったのか・・・」下平さんは今も妹の名前を口にすることができません。苦しみと恐怖は続いています。多くの人に反核平和の思いを語ることは、黒こげになって死んでいった肉親への弔い・・・だからこそ命懸けです。その声をしっかりと聞いて下さい。
番組では、スペイン・韓国・日本で平和活動に取り組む語り部たちを紹介します。2005年にノーベル平和賞に推薦された被爆者・山口仙二さん(76)は「核を使わせない為には世界の世論が重要」と語ります。世界の世論―それは私達ひとりひとりの声です。