金融庁が日本生命に報告徴求命令　出向者が三菱UFJ銀行から情報持ち出し

　日本生命から出向していた社員が三菱UFJ銀行の内部情報を無断で持ち出した問題で、日本生命は金融庁から再発防止策などの提出を求める命令を受けました。

　日本生命によりますと、金融庁から命令を受けたのは18日深夜で、8月18日までに原因や再発防止策などを金融庁に報告します。

　日本生命は三菱UFJ銀行に出向していた社員が他の生命保険会社の商品改定状況などの内部情報を無断で持ち出していたと発表していました。

　情報は営業に使われ、不正競争防止法が定める営業秘密の侵害に抵触する可能性が指摘されています。

　日本生命は「再発防止の策定及び徹底に努めて参ります」とコメントしています。