元松浦市議の名誉を傷つける文書を配布したとして諫早市の70代の男が逮捕されました。
逮捕された男は指定暴力団「山口組」の組長ら3人を殺害した疑いで指名手配されていました。名誉棄損の疑いで逮捕されたのは、諫早市天満町の無職、後藤こと宮本榮治容疑者75歳です。
宮本容疑者(75)は今年2月下旬、元松浦市議の男性ついて「わいせつ罪を犯している」などの虚偽の事実が書かれた封書、複数通を松浦市内の飲食店2店舗を介して客に配布した名誉棄損の疑いが持たれています。
元松浦市議の男性は、2月29日に市内の川沿いで死亡しているのが見つかりました。警察は自殺を図ったとみています。
3月6日、元市議の関係者が松浦署に被害届を提出し、警察が捜査していました。県警は、宮本容疑者(75)の認否を明らかにしていません。
宮本容疑者(75)は、1985年に指定暴力団「山口組」の4代目組長などを殺害した疑いで指名手配されていました。捜査関係者によりますと「殺害事件については時効が成立しているので、任意で事情を聞くことになる」としています。