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【長崎】パワハラ自殺した警部補の妻が公務災害申請

2021年02月03日

去年、佐世保署で上司のパワハラを受けていた41歳の男性警部補が自殺した問題で遺族は3日、公務員の労災に当たる「公務災害」を長崎県警に申請しました。当時交通捜査係長だった男性警部補(没年41歳)の妻は、3日午前、長崎県警本部に「公務災害認定請求書」を提出しました。請求書によりますと警部補は去年3月、佐世保署に異動してから10月3日に自殺するまでの半年間、少なくとも週2回の頻度で直属の上司だった50代の男性交通課長から「係長としての能力がない」「できないなら係長をやめろ」など人格を否定するような言動も含め、他の署員の前で叱責されました。他にも「仕事を終わらせてから休むように」、「事件・事故への突発的対応以外は超過勤務として認めない」など指示され、過労死ラインを大幅に超える月200時間前後の時間外労働や休日労働、徹夜勤務を余儀なくされ、職場に過少に申請していました。県警は去年12月、パワハラ行為を認定し、交通課長を「戒告」、署長も「本部長注意」とし、2人は依願退職しました。会見した警部補の妻は「『自殺なんてあり得ない。自分から命を絶つなんて』と言っていたのにそれが自ら命を絶った。長時間労働やパワハラがなくなってみんなが仕事しやすい環境になれば」と話しました。警部補が手帳に残した遺書には「改善されることを願います」と最後に記されていました。今後、県警が事実関係を調べ、認定の可否は地方公務員災害補償基金長崎県支部が判断します。