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銃乱射事件から10年 銃規制の現状は

2017年12月14日

2人が犠牲となった佐世保市の銃乱射事件から丸10年です。悲惨な事件は国内の銃の規制を強化する動きにつながりました。2007年12月14日午後7時すぎ、佐世保市のスポーツクラブで37歳の男が散弾銃を持って押し入り十数発を発砲。インストラクターの女性(当時26歳)と友人の男性(当時36)を殺害し小学生を含む6人が重軽傷を負いました。男は翌朝、銃で自殺し長崎地検は翌年容疑者死亡により男を不起訴処分にしました。事件から10年。現場となったスポーツクラブでは朝礼でスタッフが亡くなった2人に黙とうを捧げました。事件当時、問題視されたのは男が銃を所持し、法で規制された3倍以上の実弾を持っていたことでした。事件の2年後の2009年、銃刀法と火薬取締法の一部が改正され許可申請をする際の実技講習の必修化など規制が厳格化されました。銃の所持丁数は事件後の10年間で減少する一方です。しかし、鳥獣駆除など銃を必要とする人にとっては死活問題となっています。銃を持つ人たちの平均年齢は70歳以上。高齢化に加え弾薬の細かい管理や身辺調査などの厳しい基準が減少に拍車をかけます。2015年には銃を持つ人の減少により所持の更新手続きの手順を緩和する法改正もされました。銃を使った悲惨な事件が後を絶たない中、銃に「安心」を保障される人もいる現実。結局は使う人のモラルであることを、事件は10年たった今も投げかけています。