1.開催年月日
2020年7月
2.開催場所
新型コロナウイルス感染防止のため、レポート提出による書面審議に変更
3.レポート提出委員
委員総数 8名
提出委員数 7名
■提出
【委員長】飯田 満治
【副委員長】本田 時夫
【委員】宮田 隆/岐部 孝典/吉岡 和佳子/前島 慶太郎/小林 奈々
4.議題
1. |
今秋開催予定の系列番組審議会委員代表者会議の議題について |
2. |
次回開催について |
5.系列代表者会議の議題「新型コロナウイルス報道とテレビの役割」に
ついてのレポート内容
▽正確な報道が迅速になされているか
・コロナ報道は未知のことが多く、正確な報道という点では判断が難しい。
現在起こっていることを刻々と知らせるしかないのでは。
・今後の報道の在り方をより適正なものにするため、常に検証を続け、軌道修正していく必要がある。
▽国民生活に真に役立つ情報が伝えられているか
・感染経緯が具体的に詳しく報道されておらず、注意喚起が不十分。
・「新しい生活様式」を実践する上で、行動指針やヒントになる情報をもっと丁寧に伝えることが大切。
▽国民の不安やストレスを緩和することができているか
・ステイホームにテレビは不可欠で効果も大きい。ただし再放送や退屈番組が多いのは困る。
・国民は真実を知りたいと願っている。どうすれば感染しないのか、
この先どのように行動すべきかなど、綿密な取材に基づく正確な報道を。
▽危機感を煽ったり、差別を助長したりする放送はなされてないか
・有効な治療法が今も見いだせていない中で、感染すれば死に至る可能性があるウイルスについて、
視聴者が危機感を持ち続けるように繰り返し伝えていくことは、空騒ぎに終わったとしても、
むしろ怠ってはいけない。
・芸能人らが行動歴など感染の状況を詳細に報道され、ネットでのバッシングにつながっている
例もある。報道にはネットやSNSなどで拡散された場合の結果にも責任を持つ慎重さが必要。
▽以上を踏まえ、テレビは何を伝えていけばいいのか、国民のためにどのような役割を果たすべきか
・3密を避け、手洗いうがいを励行し、感染拡大防止に国民全員で最善を尽くすと同時に、
観光及び経済の活性化も進行させねばならない。この矛盾する課題を解決していくには、
報道の後押しが必要。
・コロナとの共生を視野に入れながら、人間らしい営みを取り戻すためにはどうしたらよいか、
マスコミが率先して考え一歩先の価値観を提示していく必要がある。
・ウイズ・コロナ時代の新しい生活を様々な形で提案したり、社会のあり方を根本的に考え直す
端緒となる報道を期待する。視聴者がこの厳しい時代を賢く生き抜くための知恵をさまざまな
側面から発信してほしい。