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長崎被爆者訴訟 1人の審理を地裁に差し戻し

2017年12月18日

長崎の原爆に遭いながら被爆者と認められないのは不当だとして、被爆体験者が国などを訴えた集団訴訟で、最高裁はほとんどの原告の訴えを退けました。長崎の爆心地から12キロ以内で被爆しながら、国の指定地域外だったため、被爆者と認められなかった388人は国などに被爆者手帳を交付するよう求め提訴していました。最高裁はきょうの判決で、原告のうち1人を除いた387人については訴えを退け、敗訴が確定しました。岩永千代子原告団長は「今の気持ちを一言で言い表すと凍てついているという気持ちです。どういうふうに解釈していいか解釈できません。これが司法の姿勢か、最高裁の姿勢かとただ唖然としている状況です」と話しました。また最高裁は2011年に亡くなった原告の男性1人については原爆投下から2週間以内に長崎市に入っていたことから、手帳を交付する対象者に当たるか、引き続き審理を尽くすため、長崎地裁に差し戻す決定をしました。