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NCCアナウンサー  溝田 浩司ブログ:2007年4月

インフルエンザ

"人生で初めてといえばうそになるかもしれないが、先日インフルエンザにかかってしまっ た。少なくとも、働くようになってからは初めてのインフルエンザだったのではなかろう か。予防接種は受けていたのだが、接種時期が早かったためか全く効かなかった。

予兆が現れたのは先週の水曜日の朝だった。やたらに鼻水が出て止まらない。それも、黙 っていれば鼻血のようにスタスタと滴り落ちる鼻水だった。そのまま3分もすれば一杯分 の岩清水が採れるのではないかと思わせるほど清冽で美しい鼻水だった。

しかたなく、ちり紙を丸めて両方の鼻の穴に詰め込んだ。そのままでは面白すぎて、女 子アナから携帯で写真でも撮られかねないので上からマスクをした。それも10分と持た ず、こまめに交換しなければならなかった。ところが、不思議なことに熱はほとんどな かった。いま思えば微熱はあったのだと思うが、滝のような鼻水を除いて本人はいたっ て元気だった。

しかし、そこが大きな油断だった。インフルエンザは一気に高熱が出るものとばかり思い 込んでいたため、午後に病院へ行ったにもかかわらず、インフルエンザの検査をしなかっ たのだ。その夜、深夜1時をまわっていただろうか、異常な熱にうなされて目が覚めた。 体温計の目盛りは39℃をはるかに上回っていた。

やばい、インフルか?いやいや、ただのカゼじゃないのか?薄暗い居間で一人どのくらい 逡巡しただろうか。内科でもらった薬が全く効いていない点を最大のよりどころに、深夜 でも診てくれる病院へ駆け込んだ。

よくわからない医療機械の電子音が静かに響き渡る真夜中の診察室でその医師は告げた。 「はい、インフルエンザですね。A型です」。
「エーーッ!」。
期せずして飛び出したオヤジギャグに、そばにいた看護師がどのような反応を示したか は知る由もない。3日分のタミフルを手に、私は再び真夜中の国道を自宅へと急いだ。

タミフルが効いたかどうかは正直わからない。一緒に処方された鎮痛解熱剤のほうが実は 効いたのではないかと思っている。熱が1℃下がって38℃になっただけで、踊れるくらい 元気になれるものだ。しかし食欲はまるでなく、ようやくうどんを口にできたのは発熱か ら丸2日が過ぎたあとだった。

ちなみにカゼのことを「感冒」というが、これはポルトガル語の「カンバゥ」からきて いる言葉なのだとか。そしてインフルエンザは「流行性感冒」、つまり流感(りゅうかん)。 かつてこの流感で何千人もの死者が出た時代もあったのだ。油断するなかれ。"

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溝田 浩司

1990年4月入社
福岡県出身
福岡大学卒
0型

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