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NCCアナウンサー 溝田 浩司ブログ
また一人・・・

被爆者の濱崎均さんが亡くなりました。
被爆者の証言を集める活動をしている
長崎の証言の会の代表委員を務められ、
長年「証言」の編集長を務められました。
90年代の初めごろ、
「証言」の発行について説明を
受けたときのことを思い出します。
毎年8月に発刊する本でしたが、
たしかその時は大幅に遅れての
発表でした。
「証言を集めるのはとても大変なんです。それを本にまとめる編集作業も。もっと若い力があればいいんですが、私たちも高齢ですので・・・」。
その時から十数年が過ぎ、編集長は変わりましたが、状況はそのころとあまりかわらないようです。被爆地の反核・平和活動は、濱崎さんのような方たちの地道な活動が支えているといっても過言ではありません。被爆地のメディアとしてできることを一歩づつ・・・。お通夜の席で心に誓いました。
2012年02月06日
桃色提灯

もうすぐランタンフェスティバルが
開幕します。
中華街ではランタンの
取り付け作業が進んでいます。
中華街入口の銅座川には、
今年初めて桃色のランタンが
登場しました。
まだ灯りはついていませんが、
夜はどんな感じになるんでしょう?
今年のランタンフェスティバルは
23日開幕ですよ!
2012年01月18日
見つけました・・・。

立派なお城の模型です。
姫路城だそうです。
実はこのお城、全部
つまようじでできているんです!
その数、なんと1万5000本!
このほかに五重塔もあります。
長崎市科学館のロビーに
展示されています。
科学館では冬の企画展
「はたらく船たち」が開催中です。
豪華客船クリスタルハーモニーの
精巧な模型が展示されています。
入場無料で、29日までです!
2012年01月09日
あの空はいま

4日。仕事はじめの朝、粉雪が舞うなかいつのも道を歩いて会社に向かいました。とはいえ人通りはあきらかに少なく、電車も座れるほどすいていました。まだ正月休みが続いているところも多いのですね。
今年はおだやかなお正月でした。大晦日から正月にかけて大雪が降った去年がうそのようです。公園では、小学生がきれいな青空に向かって凧揚げをしていました。ことしはちょっぴり長い冬休み。 被災地の空にも、凧は舞っているのでしょうか。
2012年01月04日
シッポ 10

いつもそこにいるのがあたり前で、よく空気のような存在、なんて言うことがあって、それはたとえば長年連れ添った夫婦だったり、仕事の相棒だったりすることが多いのだけれど、実はそれは空気のようにあたりまえな存在なのではなく、空気のようになくてなならないもので、でも目の前にいるときはそのことに気づかず、失われてはじめてその大きさを知ることは人生にはよくあることで、まったく人とは身勝手な生き物だと思う。
「あれ、シッポは?」
「外に遊びにいってるんやろ?」
「きのうのご飯、まだ残ってるし・・・」
「そのうち帰ってくるよ・・・」
私の胸に冷たいものがよぎった。当時受験をひかえていて、しばらくシッポのことをかまってやれない日々が続いていた。家のなかで見かけなくても、どこかにいるのがあたりまえと思っていた。いなくてもいるものと思い込んでいた。でも、その日もシッポは帰ってこなかった。
「探しに行ってくる!」
私は、いりこをひとつかみビニール袋に入れると、半てんを羽織ったまま飛び出した。外は小雪が舞っていた。
「おばさん、うちのシッポ見らんやったですか?何日も帰ってこんとです。赤い首輪をしてます。シッポの先っちょがこげんふうにまがってるんです。手と足は白くて、お腹はしま模様のきじ猫なんです。メス猫です。知ってますよね。見らんやったですか?あのすみません、猫を探しているんですけど。赤い首輪を・・・。そうですか見らんやったですか。すいませんおじさん、うちの猫を見らんやったですか?お腹をすかせていると思うんです。ねえ知らんですか、ねえ見らんやったですか・・・」。
昼はいりこを手に、夜は懐中電灯をもってシッポが行きそうな場所を探してまわった。何度も何度も何度もシッポの名前を叫んでは遠くまで歩いた。車にひかれてはいないかと、大きな道路の隅を照らして歩いた。けがをして動けなくなってはいないかと、鼻水をすすりながら山の中まで探してあるいた。
「猫はね、死ぬときは一人で死ぬんばい」。
冷え切った手をさすりながら母がそう言った。私は、シッポがいつ帰ってきてもいいように、いつもの縁側にいりこを置いて寝ることにした。翌朝、決まっていりこはなくなっていた。ノラ猫のご飯になっていることなんて百も承知だった。その後、その家で動物を飼うことは二度となかった。あんなに悲しい別れは一度で十分だったし、シッポのかわりなんているはずがなかったからだ。
長崎は猫が多い町だ。すこし路地裏に入れば必ず猫に会える。私は猫をみつけるたびに足をとめて「シッポ!また会えたね」と話しかけている。もちろん、声にはださないけれど。
2011年12月29日
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